昭和の重力に魂を引かれた漢

小説の感想文、たまぁ~~に雑記

吉田修一

祝 映像化記念『太陽は動かない』

吉田修一著 次世代太陽光発電システムを巡る日中巨大企業の暗闘、その影に蠢く産業スパイ達。 迫真のリアリティで綴る荒唐無稽な娯楽小説?冷酷非情な浪花節?スタイリッシュなのかダサいのか?どないやねん?? 吉田先生とは初対決。スパイものっちゅーこと…

時限爆弾持たされての読書『怒り』

吉田修一著 八王子で発生した夫婦惨殺事件。犯人が逃亡したまま一年が経過しようとしていた。東京で病気の母を気遣いながら真面目に働くゲイの青年、千葉でひたすら娘の幸せを願う漁協勤めの熟年男性、トラブルメーカーの母のせいで日本中を転々する女子高生…