昭和の重力に魂を引かれた漢

小説の感想文、たまぁ~~に雑記

垣根涼介

『信長の原理』とは?

垣根涼介著 書店でこのタイトルと装丁を見かけた瞬間、すぐにピーン!と来まして。 著者名を確認してやっぱりねと。 ryodanchoo.hatenablog.comまさか、あのイメージドンピシャの垣根光秀に再会出来るとは。 これは否が応でも期待が高まります。 勿論タイト…

『光秀の定理』とは?

垣根涼介著 歴史小説初挑戦の垣根先生が描く、織田家仕官前、歴史上まだ無名の明智光秀。 面白いッ! 書店に並んでる時からそのタイトル、桔梗の旗印を思わせる水色の美しい表紙にこれは面白そうと目星を付けておいたのだが、先日遂に図書館にて発見。ありが…

小笠原るるぶ『人生教習所』

垣根涼介著 キャッチーなタイトルに、この表紙の写真。くぅ~~高まる♪ 「人間再生セミナー 小笠原塾」 謎の募集広告で小笠原に集まった無気力な東大生、すぐカッとなる元ヤクザ、気が弱い女性フリーライター、その他セミナー参加者たち。 小笠原の大自然の…

昨今の価値観押し付け社会に捧ぐ『月は怒らない』

垣根涼介著 市役所の戸籍係に勤める地味な女「恭子」 美人でもない彼女に、今日も何故か男が寄ってくる。 謎の女と性格も年齢もバラバラの男三人。 奇妙な四角関係の行方は? 俺なりの解釈で簡単に纏めると、「人は他人の人生は生きられない。しかし解り合う…