昭和の重力に魂を引かれた漢

小説の感想文、たまぁ~~に雑記

号泣

ラスト号泣『日輪の遺産』

浅田次郎著 終戦直前の昭和二十年八月、近衛師団所属のエリート将校「真柴少佐」は、陸軍首脳よりある特命を帯びる。「戦後復興資金とするため、マッカーサーから奪った財宝を隠匿せよ」この特命に関わった人々の数奇な運命を描く。 流石ベストセラー作家浅…

泣けます『池田屋乱刃』

伊東潤著 皆さん御存知「池田屋事件」ですね。 熱い、熱いッこれぞ幕末の真骨頂。戦国の勝つため、生き残るためには何でもやる。親兄弟でも切り捨てるっつードロドロしたしぶとさ、老練さ、狡猾さ、そーいったもんは皆無。ひたすら純粋で猛烈に熱い。 いかに…

スイマセン、ナメてました『火花』

又吉直樹著 御存知大ベストセラー。 読もう読もうと思いつつあっという間に刊行から数年、遂にッ又吉先生と初対決。 なんぼのもんじゃいッ!! 正直申しますとねハイ、芸人作家がデビュー作で芥川賞? ほぉ~どれほどのもんか見せてもらおうじゃないですかっ…