昭和の重力に魂を引かれた漢

小説の感想文、たまぁ~~に雑記

葉真中顕

葉真中版 ゴールデンカムイ 『凍てつく太陽』

葉真中顕著 当ブログエース、「魂の抉り屋」葉真中先生の御登場です。 『絶叫』では、堕ちていく一人の女性を通して人生の意味、本当の幸せを問いかけ、 ryodanchoo.hatenablog.com『ブラック・ドッグ』では、食物連鎖の頂点に傲慢に君臨する人間たちへ生命…

「魂の抉り屋」葉真中先生が描く介護の実態『ロスト・ケア』

葉真中顕著 今最もお気に入りの作家さん葉真中先生ご登場、今回で三作目かな。 過去二作でも相当にエグられたんで、 ryodanchoo.hatenablog.com ryodanchoo.hatenablog.com今回も覚悟の読書です。 何せ葉真中作品は、読後のダメージの引っ張り具合が半端ない…

“最高に後味の悪いハッピーエンド”『絶叫』

葉真中顕著 いろいろとあり過ぎまして、、、さて、何から語りましょうか、、、 う~~んとね、俺、乱読派なんですよ。 特定の作家やジャンルに拘らず、書架での一期一会に任せるっつーか。 作品の情報を殆ど仕入れず、タイトルと装丁を観て直感で決めるみた…

凄まじい暴力描写『ブラック・ドッグ』

葉真中顕著 ここ最近一番ハマってる作家さん、葉真中作品は以後続々登場予定です。 全ての動物は平等である。「種差別」の克服を標榜する超過激動物愛護団体「DOG」 悪徳ペット業者が主催するペット即売会会場を封鎖した彼らは、そこに十二匹の“魔獣”を解…